海外で生活をしていると当たり前ですが、いたるところで英語が話されていて、否応なしに英語が耳に入ってきます。
会社に行っても、街を歩いていても、お店で買い物をしていても、レストランに入って食事をしていても、家でテレビをつけても、、、
朝から晩まで、英語が耳に入ってくる状況。
そんな状況だから、海外で生活しているとおのずと英語が上達してきます。
しかし日本にいると、普通は朝から晩まで英語が耳に入ってくる状況にはなりません。
では、日本に居ながらにして英語のシャワーを浴び、海外で生活している状況に近づける方法はないのでしょうか?
結論から言うと、あります。
今ある教材や簡単な装置で長時間、英語のシャワーを浴びる環境をつくることができます。
実際、その方法で海外勤務後の英語力低下を防いでいました。
海外赴任が終わって日本に帰ってきて、英語を聞く機会が少なくなると、次の海外赴任までにせっかく培われた英語のリスニング力やスピーキング力が徐々に落ちてくる感じがして焦ってくるのですが、それをやってからは英語力の低下をずいぶん抑えられたと思っています。
その方法は、MP3プレーヤーに英語の教材を入れて、流しっぱなしで聴いているだけです。
なんだ、そんなことかと言われますが、実際にやってみるとこれが結構難しい。結局、試行錯誤の結果、
・長続きする教材
・長続きするMP3プレーヤー
・長続きするヘッドホン
この3点が必要であることがわかってきました。
以下、順を追って説明します。
リスニングが長続きする教材
バリエーションが豊富で、流しっぱなしに耐えうる量・クオリティーを両立するリスニング教材が必要です。私は、ヒアリングマラソンに行き着きました。
何せ、1000時間ヒアリングマラソンと謳われるだけあって、リスニング教材の量が豊富です。また教材の質も、長年英語学習者から絶大な支持をうけてきただけあって、クオリティーが高いと定評があります。
ヒアリングマラソンがあると、教材選びに時間をかけなくてもよいから楽です。ヒアリングマラソンのCDとおまけ?でついてくるEnglish JournalのCDをMP3プレーヤーに入れて、聞いています。
ヒアリングマラソンを一度挫折してしまった人で、多量のCDが本棚に眠っている人でも、リスニング生活を再開してみてはいかがでしょうか。肩肘張らずにリラックスして続けることが大事です。
リスニングが長続きするMP3プレーヤー
なぜ今更MP3プレーヤー?スマホでいいじゃない?
そんな意見がありそうですが、私はあえて英語専用にMP3プレーヤーを用意しています。
その理由は、
・電池の持ちがよい
スマホだと何時間も再生を続けていると電池の消耗が気になりますが、MP3プレーヤーだと、1日中聴いていてもあまり気になりません。例えば私の使っているAGPTEK Blutooth対応MP3プレーヤーだと1.5時間充電で45時間再生ということなので、1日中聴いていて電池の心配をしたことがありません。
・小型・軽量で負担にならない
MP3プレーヤーのほとんどの機種がスマホよりも小さく、軽いので、ポケットやカバンに入れてもあまり嵩張らず負担になりにくいです。
・音楽ファイルと一緒になってごちゃごちゃしない
MP3プレーヤーを英語リスニング専用機として使えば、スマホのファイルとごっちゃにならないので管理が楽です。
・スマホ使用の妨げにならない
SNSをやったり、メールのチェックをしたり、Webページの閲覧をしたり、とにかくスマホは大忙し。スマホの操作中、バックグラウンドで英語の音声再生が行われていると、動作が重くなってスマホが使いにくくなるので、英語用にMP3プレーヤを用意したほうが良いです。
わたしの使っているMP3プレーヤーは、AGPTEK A01Tというやつです。ネット通販でも口コミで人気になり評判が高く、ベストセラーになっている機種です。内蔵メモリが8GBあり、128kbpsのビットレートでだいたい130時間位入りますので内蔵メモリでじゅうぶんな容量です。また、Blutooth搭載で、Blutooth対応のワイヤレスヘッドホンや、Blutooth対応カーオーディオに音を飛ばすことができます。私はまだ使ったことがないですが、側面に録音ボタンがついており、ボイスレコーダーとしても使えるようです。価格も安いし、操作がシンプルです。まさに英語専用機にぴったりです。
リスニングが長続きするヘッドホン
「長い時間聴いていられること」
わたしがもっとも重要視していることで、リスニング環境を徹底的に快適にしています。
まず第一に、「小音量で聴ける」ヘッドホンです。
リスニングをしているとき、わたしはヘッドホンをしていない時よりも小音量で聴くようにしています。
どういうことかというと、ノイズキャンセリングヘッドホンで周囲の雑音を低減したうえで、ささやき声位の極めて小音量で英語の音声を聞いているのです。
電車に乗っているときなんかは、電車内で何もせずにいる時よりも、リスニング中の方が圧倒的に静かで、くつろいでいます。
第二に、「ワイヤレスで聴ける」ヘッドホンです。
長く聞くには、ヘッドホンはワイヤレス(コードレス)タイプがおすすめです。コードがないので、じゃまにならないです。また、コードの風切り音やコードに触れたときに伝わるガサガサ音がないので、ものすごく快適です。
この2点を兼ね備えたのが、ワイヤレスタイプ(Blutooth)のノイズキャンセリングヘッドホンです。
わたしは、なかでもBoseのQuiet Control 30をおすすめします。ショップで吟味に吟味を重ねた上で購入したのですが、雑踏や電車内での雑音がスーッと消えるあの瞬間は感動モノで、高かったけど買って良かったなぁと思いました。ノイズキャンセリング性能と快適性は現段階でトップレベルでしょう。音質は若干こもり気味ですが、それを補って余りある位、ノイズキャンセリング性能が秀逸です。着け心地も最高で、長時間つければつけるほどその良さが分かってきます。わたしは英語のリスニング以外にも音楽鑑賞や、静かにして集中したい時(音を出さずにノイズキャンセリング機能だけ使用)にも活用しています。