電子辞書は年々進化しています。英語の辞書がたくさん入って充実しているのは当たり前で、ひきやすさ、辞書を横断した検索のしやすさなど各社進化してきました。
最近の注目は、英語学習の機能強化です。単語学習や文法学習、リスニング教材など、いろいろな問題集がインストールされていて、自宅で、学校で、通学の電車内で、ちょっとした時間を利用して自分で英語の勉強ができます。しかも学習の進捗管理までできるモデルが出てきています。
カシオ 電子辞書 エクスワード 高校生モデル XD-Z4805
おすすめNo.1。
アマゾン限定モデルです。通常品との違いは、デイビッドセインのデイリースピーキング4編が収録されている点。日常会話・トラブル編、買い物・レストラン・接客編、オフィス・海外出張・留学編、日本紹介・異文化理解編と、日常生活でよくあるシーンを想定した英会話レッスンは、英会話試験の対策だけでなく、日常の実践的な英会話力修得にも役立つ内容となっています。
英和辞典はジーニアス、ウィズダムなど計4冊収録。社会人で海外の人とバリバリやりとりしている人には物足りないかもしれませんが、受験生にはこれくらいがちょうどよいと思います。調べたい内容に合わせて特徴のある辞書を使い分けられるし、あまり多すぎても発散しすぎてわけわかんなくなります(笑)。和英辞典は2冊、英英辞典も1冊収録しており、受験英語の学習にじゅうぶん対応しているでしょう。
英語学習コンテンツは先ほどのデイビットセインのデイリースピーキングシリーズに加えて、英単語・英熟語学習、英検対策やTOEIC対策、NHKラジオ英会話など盛りだくさんな内容。高校生モデルならではです。
英単語・英熟語はキクタン、キクジュクのシリーズやユメタン、ユメジュクのシリーズが収録されているので、ボキャブラリー対策もばっちりできる。資格試験対策は、英検3級から1級までの過去問と予想問題集が入っていたり、TOEICの問題集も充実している。これも2020年からの大学入試で民間の資格試験をとりいれる動きが出ているのをにらんでの対応だろう。いずれにせよ、大学入試の新テストではこれまで以上に英語の4技能(読む・書く・聞く・話す)が問われるため、こういった新しい「高校生モデル」を使って、早めの対策をおすすめします。
さすが高校生モデルだけあって英語以外の他教科の内容も充実。山川の一問一答シリーズや、数学や物理の公式集など幅広く高校生の学習をサポート。広辞苑第7版をはじめとする最新の国語辞典もはいっており、めちゃくちゃコストパフォーマンスが高くてお得な内容となっている。
カシオ 電子辞書 エクスワード 高校生英語強化モデル XD-K4900
おすすめNo.2
英語強化バージョン。これでもかという位(笑)英語学習のコンテンツが強化されています。
英和辞典には収録数28万項目を誇るリーダーズ英和辞典第3版とリーダーズ・プラス、ジーニアス英和辞典第4版、ウィズダム英和辞典第3版、オーレックス英和辞典第2版の計5冊を収録。
和英辞典にはウィズダム和英辞典第2版、ジーニアス和英辞典第3版、オーレックス和英辞典新装版の計3冊が収録されており、社会人でもかなり使える印象です。
英英辞典はロングマン現代英英辞典6訂版、オックスフォード現代英英辞典第8版の主要英英辞典2冊を収録。
NHKの英語学習コンテンツ(基礎英語1,2,3、ラジオ英会話、リトル・チャロ)を収録しているので、これだけで英語学習を始めることができます。
英語の教材は、英単語、英熟語や英文法学習などの日々の英語学習からTOEICや英検の試験対策まで幅広くカバー。特筆すべきは、TOEFL対策にも対応している点です。
英語学習以外も、センター試験6科目に対応した問題集や、漢検対策など、高校生の受験勉強をしっかり支援するモデルとなっています。
カシオ デジタル英会話学習機 EX-word RISE XDR-A20
おすすめNo.3
コストパフォーマンスが高く、社会人にもおすすめできる内容。この機種、メーカーが「デジタル英会話学習機」と名付けているだけあって、英会話に力を入れています。もちろん、従来の電子辞書の内容も充実しているので、大変お買い得なモデルです。
上の2機種と大きく違うところは、学習教材が英語系に絞られているところです。山川の社会の問題集とか、数学や物理の公式集とかは入っていません。その分、コストが抑えられていて、リーズナブルな価格になっています。社会人で学生時代から英語をやり直したい人にもぴったりでしょう。
英和辞典は、収録数28万項目のリーダーズ英和辞典第3版とリーダーズ・プラス、ジーニアス英和辞典第5版の3冊で、しっかりツボを押さえています。
和英辞典、英英辞典は、ジーニアス和英辞典第3版、オックスフォード現代英英辞典第9版が入っており、結構使えます。