英会話の上達は、どれだけ実践して場数を踏むかが重要になってきます。
特に英会話のアウトプットは、独学では練習できる内容が限られていますので、ある程度のところまで自分で勉強したら、後は英会話の相手を見つけて会話のキャッチボールを楽しみながら実践で覚えていくことをお勧めします。
実践の場としては、英会話教室やオンライン英会話、英会話カフェなどが代表的ですが、わたしはもし近くに英会話サークル・英会話クラブがあれば、入ってみるのも面白いと思います。
英会話サークルや英会話クラブの多くは、格安の会費で運営しているところが多くお金があまりかからないので、英会話の場数を踏まなければならない場合でも、費用面で続けやすいです。わたしは海外勤務前に英会話教室だけでは時間も費用も不足していたので、英会話サークルに入って集中的にアウトプットの練習をしていました。
また、英会話サークルや英会話クラブでは、同じように英会話が上達したいと思っている人が集まっているので、英語の勉強仲間ができます。ちょうどわたしの行っていた英会話サークルには、わたしと同じように欧州への海外勤務が決まっていて英会話の練習に来ていた人がいて、同じ境遇ということですぐ仲良くなりました。(20年近く経った今でも、お互い連絡を取り合う仲です。)
周りに英語のお勉強友達がいるのは英語の上達にとっても良いことが多いです。
まず一番のメリットは、英語の勉強を楽しく続けられることです。これから英語の勉強だと思うと気が重くなる場合でも(笑)、友達と英語でおしゃべりをしに行くと思うと楽しくなります。
また、英会話クラブやサークルの中にすごく英会話のできる人がいると、よい刺激を受けます。
さらに、英会話や英語学習に関するいろいろな情報交換ができます。
このように英会話クラブ・英会話サークルはメリットばかりのように思えますが、デメリットもあります。
それは、英会話サークルや英会話クラブは、そんなに数がないので近所にない場合があります。以前にわたしも運営していた時があったのですが、思ったほど広まらず、地元周辺で細々とやっていました。わたしはもっと各地で広まっても良いのになぁと思っているのですが…。逆に近くにあればラッキーですね。
また、メンバーのほとんどは日本人どうしで、non-nativeなため、相手の発音や会話スキルをあまり期待できない点もデメリットにあげられます。まぁ、これはお互い様なんですが(笑)。そこが気になる人は、ネイティブの先生がいる英会話教室やオンライン英会話をおすすめします。
しかし、アウトプットの練習は、相手が日本人であろうが発音がどうであろうがあまり関係ないことなので、わたしはそれほど気にしなくてよいと思っています。むしろ日本人同士のほうが発音が聴きとりやすいため、逆にアウトプットに集中できるというメリットになる場合もあります。
以上のメリット、デメリットを踏まえて、英会話サークルや英会話クラブを皆さんの英語学習に活用していただければと思っています。